漫画の話〜龍帥の翼〜
シャンマオ「最近でお勧めの漫画ってあります?」
ナナ「ん〜これなんてどうかな?
月刊マガジンで連載されてる龍帥の翼。
シャンマオ「これはどういったお話なんですか?」
ナナ「簡単に言うと中国の物語の一つである「項羽と劉邦」を題材にした漫画だよ。」
この二人の人物を中心に話しが進むのが項羽と劉邦さ。」
シャンマオ「それでは劉邦という方がこの漫画の主人公なのですね!」
ナナ「いや、実はそうじゃないんだ。
シャンマオ「軍師の方が主人公とは珍しいですわね。」
ナナ「そもそもの話なんだけど、実はこの劉邦という人は何をやらせてもダメという人なんだ。
人望はあるんだけど物語の主役にするには全くと言っていいほど強烈なエピソードがない。」
シャンマオ「そんな人物が帝国を築いたんですの?」
ナナ「そこがこの話の面白いところで、さっきも言ったとおりに劉邦は何をやらせてもダメ。
逆に項羽は中国の歴史でも最強じゃないかと思うくらいに強い。
シャンマオ「それなのに劉邦の方が勝つと。」
ナナ「そう、劉邦はあまりにダメすぎて皆がほっとけないんだ。
だから、周りに優秀な人材が集まった。
逆に項羽はその人が凄すぎて己の力を過信し周りを蔑ろにしたんだ。」
シャンマオ「なるほど。
一個人でやれる事ならともかく、国を掛けての戦争なら頭よりも周りの優秀な人材が結果を左右しますわね。」
だからこそ、川原先生も彼を主役として描く事に意義を感じたんだろうね。」
シャンマオ「なるほど。
とても面白そうですわね。」
ナナ「まだ、始めたばかりでストーリーはあまり進んでないけどね。
シャンマオ「それでは、オススメされたものを読みにネカフェに行ってまいりますわ!!」
ナナ「行ってらっしゃ〜い・・・
今夜の晩御飯は一人分でいいか。」