七と熊猫のお喋り日記

七(ナナ)と熊猫(シャンマオ)の会話形式で送るブログという皮を被った別の何か。

クソゲーの世界〜パリダカールラリースペシャル〜

ナナ「今日は新コーナーということで、ディープなクソゲーの世界に招待しようと思う。」

シャンマオ「クソゲーというと最近ではクソゲーオブザイヤー、略してKOTYが有名ですわね。」

ナナ「毎年恒例のやつだね。
去年はテトリス対アジトの熱い一騎打ちだったね。
それを制したアジトは3回のパッチが当てられて、なおマトモにプレイできないという常軌を逸したゲームだそうだよ。」

シャンマオ「高いお金出してマトモに遊べないなんてあり得ないことですわ。」

ナナ「まぁ、ここではそんなどうしようもないゲームでは無く、ファミコン時代の自由な発想と容量の矛盾からクソゲーとなったものを紹介しよう。」

シャンマオ「最初の作品は何ですか?」

ナナ「主人も好きなゲーム。
パリダカールラリースペシャル」
だよ。」

シャンマオ「パリダカールラリー言えばパリダカという略称でも知られる現実にあるレースですわね。
では、これもレースゲームなのですか?」

ナナ「このゲームはジャンルを挙げるなら、アドベンチャー・アクション・シューティング・レースゲームかな。」

シャンマオ「・・・なんですの?
その無理やり詰め込んだようなジャンルは。」

ナナ「まぁ、実際に始めると分かるさ。
先ずはタイトルからスタートして名前を入力。
入力が終わるといきなり町の中からスタート。」

シャンマオ「はい?
レースゲームじゃありませんの?」

ナナ「最初のステージは車もお金もない主人公が、スポンサー、パートナー、車を手に入れてパリダカに出場を申し込むとクリアー。」

シャンマオ「リアル過ぎませんか!?」

ナナ「こんなの序の口序の口。
次のステージは縦スクロールのレース。
他の車や飛んでくるドラム缶に3回当たるとゲームオーバー。
コンテニュー無制限は良心的だね。」

シャンマオ「ドラム缶はともかくマトモなレースゲームになりましたわね。」

ナナ「3ステージは迷路。」

シャンマオ「レース要素無くなりましたわよ!?」

ナナ「4ステージは横スクロールアクション。
襲い来るモグラや蛇を車から出る謎の弾で倒しながら進め!」

シャンマオ「レースとは一体??」

ナナ「5ステージは車が水中に潜ります。
襲い来るサメやエビ、ミサイルを謎の弾で倒しながら進め!」

シャンマオ「車って水中をこんなに上下左右に動けるものですの?」

ナナ「6ステージは荒野。
ラクダやサソリを謎の弾で倒しながら進め!」

シャンマオ「このステージがマトモなレースに見えてくるから不思議ですわね。」

ナナ「途中イカダに乗って河を進むんだけど、河に落ちたら即死なんだよね。
さっきは海を泳ぎ切った車なのに不思議だね!」

シャンマオ「もうツッコミませんわ。」

ナナ「7ステージは戦場。
襲い来る戦車や戦闘機を謎のまま弾を使って・・・」

シャンマオ「なんでですの?」

ナナ「あれ、もうツッコまないんじゃなかったの?」

シャンマオ「いや、これは無理ですわ。
何でタダの車が戦車戦闘機をなぎ倒しているんですか?」

ナナ「それだけ命かけてるということで。
最後は2面以来のまともなレースステージ。
ドリフトも出来るぞ。」

シャンマオ「これはやっとマトモに戻りましたわ。」

ナナ「このステージが終わればクリアーなんだけど、どう思う。」

シャンマオ「この時代にあらゆるジャンル網羅しようという努力は認めます。
認めますが・・・詰め込みすぎでしょう!?」

ナナ「その通りだね。
全体的に遊べるけど作りが甘いというか。」

シャンマオ「いまパリダカ名義で出したら問題ものでしょうね。」

ナナ「まぁ、そういうのも含めて当時の良きクソゲーといったところかな。」

シャンマオ「はぁ、今回は私ツッコミ疲れたので先に休ませてもらいますわ。」

ナナ「今回頑張ったもんな〜おつかれさま」

シャンマオ「はい、では次のコーナーまでさようなら!!」

ナナ「また次回〜」