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七と熊猫のお喋り日記

七(ナナ)と熊猫(シャンマオ)の会話形式で送るブログという皮を被った別の何か。

コンビニ業界の闇2 (黒幕語り)

前回は何故潰れないのかという話でしたが、今回は貴方がお店のオーナーだったらという過程でシミュレートしていきましょう。
その過程でこの業界の恐ろしさも味わうことでしょう。

まず、今はもっと増えてますが(これに関しては後述)この業界では1日50万売り上げなければトントンにならないと言われています。
なので、1日50万の売り上げでかなり荒いですがどのような結果になるか考えてみたいと思います。

1日50万ということは1月はだいたい1500万円の売り上げとなります。
この1500万円から先ずは仕入値を引かなければいけません。
利益はだいたい30%というところなので荒く三分の一としておきましょう。
とすると500万残ります。
ここから本部にお金を納めます。
かなり甘い判定ではありますが7掛けとしておきましょう。
これで残る利益は150万円です。
ここから人件費を引いていきましょう。
コンビニに行く皆様なら分かるでしょうが、コンビニを回すには最低でレジ1人、その他の仕事に1人、どちらもこなす人間が1人と最低3人は必要です。

24時間営業に最低3人で72。
最低時給を1000円と考えると72000円。
ここに深夜や早朝手当を足して荒く8万円としましょう。
8万円に一月30日と考えると240万円ですね。

はい、この時点で何と90万円の赤字。
先に書いたように25万円の生活費を使うと一月に115万円。
これを1年続けると1380万円の借金が待っています!!

これではどうする事も出来ないので何か手を考えましょう。
先ずは商売の基本である売り上げを上げる方法です。
頑張って1日70万円の売り上げにしました!

70×30は2,100 万円です。
2,100の三分の一は700万円。
ここから7掛けすると210万円・・・まだ足りませんね。

では、人件費を削ることにしましょう。
まず1日の半分は貴方(オーナー)が働くことにしましょう。
更に残りの半分は2人でもなんとか回せそうです。
これで1日にかかる経費は三分の二になりました。
単純計算で人件費160万円です。
これでやっと1日50万の利益が出て安心しましたね。

しかし、1日70万の売り上げを出す立地を本部が見逃すはずがありません。
何と近くに同系列店が出来てしまいした。
これにより、貴方の店は再び1日50万の売り上げに戻ってしまいました。

人件費もこれ以上削れないので毎月約40万の借金が増えていきます。
新しい店が近くに出来たのが5年目としましょう。
利益が出ていた時期も25万月は使っていたとして一年で300万円。
5年で1500万円ですね。
そこから残りの10年は赤字生活。
赤字は4000万円となりました。
合わせると借金2500万円です。

毎日12時間休みなく働き、客やバイトのワガママに振り回された挙句に2500万円の借金が出来上がるなんて想像できますか?

いやいや、こんな荒い計算通りにいくわけ無いだろうと思いですか?
そうですね・・・これは売れ残って廃棄になった商品の計算を一切していませんからね。

お分かりですか?
本来はもっと借金が増えている可能性があるのです。
これら大甘なシミュレートなのです。

ですから、いま脱サラしてオーナーになろうという方はよく考えてください。
周りにはたくさんのコンビニがあるでしょう。
オーナーに話を聞いてみてください。

最近では子供が就職できないから、自分が店を建てて安定してから引き渡そうと考えているという話をよく聞きます。

しかし、手を出しても大抵は破滅が待っています。

家族全員の支えがあればどうにか儲けは出せるでしょうが、15年という時間は何が起こるか分かりません。

私としてはこの実態を知って出店数が少なくなることを望んています。

そうすることで店の数が減り今の過度な店舗が安定し、各店舗のオーナーが頑張った分だけ報われる事を祈るばかりです。