七と熊猫のお喋り日記

七(ナナ)と熊猫(シャンマオ)の会話形式で送るブログという皮を被った別の何か。

人気の海賊漫画とか

ナナ「シャンマオ、久しぶり〜」

シャンマオ「久しぶりですわ。
長らく姿を見せずに申し訳ありません。
今日は何の話ですか?」

ナナ「今日は某海賊漫画の話でもしようかと」

シャンマオ「ああ、一番人気の奴ですわね。
でも、単行本とかは売れてるんでしょうけど最近パッとしない気がしますが」

ナナ「私もそれを感じてたから話をしようかと。
確かに最初の頃に比べると全然なんだよね。
何が違うかって言われたらとにかく読みづらい」

シャンマオ「なんでこんな事になってしまったんですかね?」

ナナ「考えられる原因としては

・伏線を張りすぎ
・国の問題にまで発展して話が大きくなりすぎて主人公の海賊団がどうこう出来るレベルではない
・社会情勢とリンクさせた問題を練りこみメッセージ性を強めたことで少年漫画の爽快感がなくなった

とかあると思うよ。
特に2番目と3番目がリンクして、より読みづらさを増している気がするね。
ぶっちゃけ海賊団の存在が薄い」

シャンマオ「確かに。
海賊団の面々がその時何をして、どうしてこうなったか等が分かりづらい気がしますね。
単行本ならまだマシでしょうが週刊連載を読むのは・・・」

ナナ「もう一つ私が語りたいのは敵の強さと主人公の強さが分かりづらい事にあると思うんだ」

シャンマオ「どういうことですの?」

ナナ「少年漫画の王道だから敵がどんどん強くなっていくのは分かるんだ。
それに対して主人公達が対抗できる明確な理由が無さ過ぎると思うのよ」

シャンマオ「確かに明確に修行したのは一部と二部の間のみ。
あとパワーアップした描写ってギア覚えたとかそのぐらいですわね」

ナナ「例えばこれがドラゴンボールならどうかって考えると、確りと悟空がパワーアップした描写がなされているし仲間が敵のボスにやられても悟空の強さが抜き出ているうえに特別な修行をしているので何とかしてくれるって期待感があるんだよね」

シャンマオ「確かに。
亀仙人の修行はクリリンと一緒でしたがその後は
カリン塔で修行→桃白白撃破
一人旅修行→天津飯撃破
カリン塔でパワーアップする水飲む→ピッコロ大魔王撃破
神様と修行→マジュニア撃破
界王さまと修行→ベジータ撃破
宇宙船で修行→ギニュー撃破
瀕死からパワーアップ→フリーザに肉薄
などなど。

この後のセル編でも皆で精神と時の部屋修行をしたものの、ずっと超サイヤ人でいることで修行の効果が違ったなどと同じ修行をしていても細かく悟空もしくは悟飯の方が仲間よりも強い正確な描写がありますわね」

ナナ「そうなんだ。
だから、敵が強くなっても対抗出来るって漫画を読む方も期待できるしワクワクする。
一方でこの海賊漫画には強くなる描写が殆どない。
何となく敵と戦って苦戦するも何とか勝利の繰り返し。
戦闘中にパワーアップする描写はあるもののりゆうとして非常に弱いし、そもそも戦う前は特に何もしてないので期待感もない。
前より強い敵らしいけど、前であれだけ苦戦してたんだから勝てないんじゃないの?
あれ、思ったより善戦してる。
なんか叫びながら攻撃したら勝った!
の繰り返し。
敵がパワーアップしてるはずなのに、その感覚もあまり無いから強さのランクもよく分からない」

シャンマオ「バトル物で強さの優劣がハッキリしないって致命的なような」

ナナ「短い連載ならいいけど、長期連載になるとそういうのが浮き彫りになるよね。
これも人気の無くなった理由なんじゃないかな」

シャンマオ「なるほど。
と、議論に熱くなったら中々の文字数になりましたわね」

ナナ「お、本当だ。
じゃあ、今日はこの辺で!
明日からはフィリスのアトリエ話ばかりになるかも?」

シャンマオ「また会いましょう!」