七と熊猫のお喋り日記

七(ナナ)と熊猫(シャンマオ)の会話形式で送るブログという皮を被った別の何か。

ナナとシャンマオの不思議なアトリエ 4

ナナ「でさ〜今からは何処に行くの?」

錬金術士「そういえばその話はしてなかったね。
というか、本当に行く場所すら聞かずに護衛引き受けてくれるとか普通は無いよね。」

シャンマオ「私達は変わり者ですからね。
それでどちらへ採取を。」

錬金術士「今から行くところ街から少し離れた所にある湖だよ。
その湖の水は疲れを癒し、その水を吸って育った植物はどれも様々な回復効果があるんだ。
中には鎮静効果のある草もあって、それを錬金術に用いると睡眠薬が作れるんだよ。
今回依頼されているアイテムがその睡眠薬なんだ」

ナナ「なかなか面白そうな場所だね。
その辺りには強い魔物がいるの?」

>やい、てめえら金置いてギャアアア!!

錬金術士「いや、その辺りの魔物は子供でも勝てるようなのしかいないんだけど道中がね・・・。」

>ア、アニキー!!よくも兄貴をギャアアア!!

シャンマオ「道中ですか?」

>盗賊A、B!!くそ、お前らジェットストリームアタックをギャアアア!!

錬金術士「最近、盗賊団が勢力を拡大させているらしくて襲われたって話が多発しているんだ。」

>こいつら、やべえ!!撤退だギャアアア!!

ナナ「へぇ〜そうなんだ。
そいつらってどんなの?」

>・・・・・・

錬金術士「うん・・・いま貴方達が話しながら無意識に倒してる奴らが盗賊だったんだけどね。
本当、貴方達が護衛で良かったよ。」

シャンマオ「あら、これは盗賊でしたの。
やたらうるさいハエだとばかり。
あ、あんな所にもハエが。」

<ギャアアア!!

ナナ「自動で敵を追尾する魔法って便利だねぇ。」

シャンマオ「これ一本で進めますからね。
一度覚えてしまうと頼りきってしまいますわね。」

錬金術士「・・・あなた達を怒らせないほうが良いってのは分かったわ。」

〜湖〜

ナナ「ここが近くの湖か!」

シャンマオ「大きくて綺麗ですわね。
周りも水が豊かなお陰で自然が豊富ですわね。」

錬金術士「それじゃあ、採取に取り掛かりますか!」

シャンマオ「私もお手伝い致しますわ。」

ナナ「じゃあ、私は周りの安全確認と魔物のお掃除でもしてきますかね。」

錬金術士「ナナ一人でだいじょ・・・うぶだよね。
助かるよ!」

シャンマオ「行ってらっしゃいませ!」